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東風 第11号(2005年8月)

巻頭言

まさか!この歳で「着ぐるみ」を着ることになるとは、まさに想定外。どうなるやら・・と不安をよそに、これまた着てみると実に楽しいもので、童心に返って着ぐるみ状態で部屋中をはしゃぎまわった挙句、しまいにはそのまま外に遊びに出て行きたい気分にかられる。実に爽快!?な体験をした。と愉快な話はさておき、この着ぐるみ軍団が何をお伝えしたかったのか・・

昨年の8月13日、沖縄県の普天間で大学敷地内に米軍ヘリが墜落した。また、沖縄の普天間基地移設問題で沖縄北部の辺野古では住民らの反対運動で防衛施設局を相手に座り込みが450日以上となり、熱い戦いが繰り広げられている。昨今、アメリカ本土にある陸軍司令部が神奈川県キャンプ座間に移転される計画や、沖縄駐留の海兵隊員をキャンプ富士とキャンプ座間に分散させる計画などが浮上してきており、アメリカが朝鮮半島から北東アジア、中東までを不安定の弧として位置づけていることを伺わせるが、それに伴ってアメリカの軍事再編成計画は、ますます日本を軍事拠点化する方向で動いている。もはや基地や平和問題は日本全土をまきこんだものとなり、沖縄だけの問題ではなくなっている。

九州弁護士会連合会は、沖縄のヘリ墜落を契機に憲法9条を考える平和のシンポジウムを福岡市で開催する。ヘリ墜落当時の生々しいビデオ映像に加え、九州各県の一般市民から集めた約2000通のアンケート結果を踏まえてシンポジウムをおこなう。平和問題は私たち全ての問題であることを共有したい。

ところで話は戻るが、着ぐるみ軍団は、暑い中、熱い気持ちで着ぐるみ撮影に臨んだ…とそこまではかなり格好いい。がしかし… とにかく、着ぐるみは暑い!息ができないほど汗臭い!着ぐるみの頭は異常にでかくて重い!でも、着ぐるみ軍団は、これにへこたれず、メッセージをたずさえて明るく撮影を終了した。

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特集
曽根干潟を子どもたちに残すために ラムサール条約湿地に登録を
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2005年8月
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東風 第11号
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