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東風 第7号(2003年8月)

巻頭言

福岡県弁護士会の副会長(日本弁護士連合会理事も兼任)の仕事も今年の3月末で無事に終えることができました。司法制度が大きく変わろうとする中で、どれだけ役に立てたかはわかりませんが、私自身にとっては貴重な経験をさせてもらった1年間でした。これからも国民にとって分かりやすい、使いやすい司法制度に少しでも近づけるよう微力ながら努力しようと思います。

役員をしてありがたい副産物もありました。我那覇東子弁護士が事務所に来てくれたことです。2人で協力して、これまで以上のリーガルサービスの充実に努力していきたいと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。

21世紀は始まったばかりですが、既にアフガンの戦争、イラク戦争と2つの戦争を経験しました。

国連や世界の反戦世論を無視して、米英がはじめたイラク戦争は、ブッシュ大統領の「戦闘終結宣言」後も、唯一の大義名分の「大量破壊兵器」は未だに発見されておりません。

そしてフセイン大統領も行方が知れず、米英軍への抵抗は各地で続いており、現在も、米英軍にも多数の負傷者が出ています。

そんな中、イラク派兵法(イラク特措法)が成立しました。このようなイラクに自衛隊が行けばどうなるか、誰でも予想がつくのではないでしょうか。小泉首相は、日本人の血を流せというのでしょうか。

米英軍への支援活動は戦闘行為です。憲法9条違反です。たとえイラク派兵法が成立しても、実際には一人の自衛隊員も派兵させないことが必要です。日本が再び戦争に巻き込まれることのないように、イラク戦争に反対した国内内外の多くの人々に依拠して、平和への努力を続けていきましょう。

紙面について

特集
戦争をとめるのは僕たちだ
発行
2003年8月
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東風 第7号
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