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東風 第16号(2008年1月)

巻頭言

新年あけましておめでとうございます。本年が私たちみんなにとって良い年になるよう、私たちの事務所も束からホッとする風を送り届けることができればと思っています。

今年の第一便は季節柄、雪を風にのせてお届けします。雪はなぜ白いのでしょうか。これは子どもの頃よく思っていた疑問です。雪がカラフルで、いろんな色だったらマーブルチョコみたいで面白いのにと子ども心に思っていました。その後、調べると雪が白いのは、雪がフワフワとしているからのようです。雪の結晶はすき間だらけで多くの空気を含んでいるので、そこに光が入ると空気の中で光が乱反射し、白っぽくなるのだそうです。

子どもの頃の疑問と言えば、アメリカ独立戦争は税金が原因で起きたということも不思議に思っていました。
なぜ税金のことで戦争にまでなるのかなと思っていました。でも、今はほんとによく分かります。世の中、武器は鉄砲や大砲だけではない、むしろ魂の抜けた法律の方がよっぽど怖いと身にしみて感じます。特に社会保障切捨てを中心とする今の政府のやり方は、法律という武器を使って、私たちに見えない戦争を仕掛けているとしか言いようのないくらい非人間的な、人権という魂の抜け落ちたものです。私たちもいよいよお上意識を捨て、独立する時かも知れません。一人の人間として、主権者として。

雪は街中を真っ日にします。この街をもう一度、人の命が輝く街にしたいものです。一人ひとりの笑顔で雪の真っ白なキャンバスがカラフルに彩られるように。

紙面について

特集
命の炎もやし、人一倍実感を持った人生
発行
2008年1月
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東風 第16号
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