巻頭言
2001年、新しい世紀21世紀を無事に迎えられたことを共に喜びたいと思います。21世紀が希望に満ちた時代となることを心から望むものです。
20世紀は激動の100年であった。2つの世界大戦をはじめとする数多くの戦争、内乱、科学技術の驚異的な発展、それに伴う人口増大、食料危機、環境破壊等々。
それでも僕ら(私は今年50歳)は、将来に夢を持つことが出来たし、挫折を繰り返しながらもこれまで生きてきた。
21世紀の子ども達は大きな夢をもつことができるだろうか。
景気は緩やかに回復しているとはいえ、政治の混乱で明るさはもう一つであり、リストラも依然続いている。親の収入も伸び悩み少子化で人口は減少するが、他方、高齢化で税金などの負担も増えている。
世界的には人口は爆発的に増加し、環境も悪化、食糧危機、エネルギー危機も心配である。
これでは子ども達に大きな夢を持てというほうが酷かもしれない。
新しい世紀、新しい時代を迎えるにあたって子ども達が夢を持てる社会にするために何ができるか。
ひとりの小さな努力の積み重ねが、大きな変革をもたらすことに確信をもちたい。21世紀は行動する時代にしなければならない。
All for one,one for allの精神でがんばりたい。
紙面について
- 特集
- 21世紀 子どもたちの「食」は大丈夫?
- 発行
- 2001年1月
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- 東風 第2号