事務所だより「東風」– category –
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東風 第9号(2004年8月)
巻頭言 日本が世界に誇れるもののひとつが憲法9条だと思う。「『放棄』とは『捨ててしまう』ということです。しかしみなさんはけっして心ぼそくおもうことはありません。日本は正しいことをほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強... -
東風 第8号(2004年1月)
巻頭言 平成11年1月に設立した小倉東総合法律事務所は、みなさまの御指導御鞭健のおかげをもちまして5周年を迎える事が出来ました。今、司法制度改革もいよいよ最終盤をむえようとしてます。法律も制度にも、確かに大きな変化はあります。この改革によって司法... -
東風 第7号(2003年8月)
巻頭言 福岡県弁護士会の副会長(日本弁護士連合会理事も兼任)の仕事も今年の3月末で無事に終えることができました。司法制度が大きく変わろうとする中で、どれだけ役に立てたかはわかりませんが、私自身にとっては貴重な経験をさせてもらった1年間でした。こ... -
東風 第6号(2003年1月)
巻頭言 ギリシャ神話の「神の盾(イージス)」と呼ばれる防衛庁自慢の最新鋭護衛艦が、インド洋に到着する。テロ対策特別措置法に基づく米軍支援のためだ。約200の標的を同時に探知し、10以上を同時に攻撃する能力を持つという。イラクへの戦争が始まれば、日本が... -
東風 第5号(2002年8月)
巻頭言 日本国憲法を小学生に50字以内で説明するとしたら、どうまとめますか?憲法は「国の一番大切な法律で国民は国の主人公、自由平等平和に生きる権利があり、国民に選ばれた人が政治をします」。なかなか難しいです。9条は「あらゆる戦争を放棄し、あらゆる... -
東風 第4号(2002年1月)
巻頭言 21世紀の最初の年は、戦争の年となった。昨年9月11日のニューヨークにおける衝撃的なテロ事件とその報復によるアフガニスタンに対する大規模な空爆、タリバン政権の崩壊後もアメリカは地上部隊を投入し、更に、イラクに対して戦線を拡大しようとしてい... -
東風 第3号(2001年8月)
巻頭言 21世紀初頭の今年、世界湖沼会議が滋賀県で開かれます。以前、琵琶湖の近くに住んでいました。滋賀県の面積の6分の1を占める母なる湖は伊吹・鈴鹿の山々からの水が集まり、そして瀬田川、宇治川、淀川と名を変えながら大阪湾に注ぐ、近畿近隣1400万人の命... -
東風 第2号(2001年1月)
巻頭言 2001年、新しい世紀21世紀を無事に迎えられたことを共に喜びたいと思います。21世紀が希望に満ちた時代となることを心から望むものです。20世紀は激動の100年であった。2つの世界大戦をはじめとする数多くの戦争、内乱、科学技術の驚異的な発展... -
東風 第1号(2000年8月)
巻頭言 高校時代、担任の教師が「僕の夢は長生きして21世紀を迎えることだ」と英語の授業の合間に話していたことを思い出す。まだ若く、当然21世紀を迎えることができると考えていた私は、只、そんなものかなあと聞いていた。21世紀をあと半年後に迎える現在、既...